電子機器の関係資料

関連用語の説明


  • カタログ番号:

    標準形をご希望の場合は、カタログ番号のみで機種が決定できます。

  • 調整範囲:

    調整ツマミ、キー等により設定値を任意の値に調整できる範囲です。

  • 電源電圧:

    電子回路を作動させるために必要な電源の定格値です。

    一般に弊社電子機器は定格値の-15~10%の範囲内の電圧を供給してください。

  • 消費電力:

    電子回路を作動させた場合の最大消費電力です。

  • 使用周囲温度:

    電子機器本体の使用時の許容周囲温度です。

  • 接点容量:

    抵抗負荷(cosφ=1)を接続した場合の最大通電可能電流値です。

    コンプレッサ・モータなど誘導負荷を接続する場合には必ず補助リレー、継電器をご使用ください。

  • センサ:

    必ず指定センサをご使用ください。

    詳細は以下温度センサ資料をご参照ください。

接点形式

無電圧出力

※印は無通電時接点位置

※印は無通電時接点位置

有電圧出力

電子機器内で電源と内部結線され、出力端子には供給電源が出力されます。電子機器と負荷の電源電圧は同一となります。

※印は無通電時接点位置

出力

アナログ出力

電圧または電流のアナログ出力があります。
電圧:DC0〜5V、1〜5Vなど
電流:DC4〜20mA

オープンコレクタ出力

トランジスタのオープンコレクタでリレーをON−OFFしたり、LED等を点灯させるのに使用します。

制御方法

  • 二位置式
    設定値と入力値が一致した時にOFF(又はON)し、設定値と入力値の差が入切差(ディファレンシャル)以上でON(又はOFF)します。(図−1)
    ・設定値の定義は機種により異なります。各頁の作動説明をご参照ください。
    各種制御に最も多用されています。
    ・冷房作動…設定値より温度下降したときOFFする作動
    ・暖房作動…設定値より温度上昇したときOFFする作動
  • ステップ式
    二位置式制御を複数組合せ、偏差により順番にON/OFF信号を出します。(図−2)
    ・チラーなどの容量制御に適しています。
  • フローティング式(位置比例三位置制御)
    設定値を中心に不感帯を設け、不感帯の両側で二位置制御を行います。(図−3)
    ・モータの正逆回転制御、冷却加熱制御などに適しています。
  • 比例式
    偏差に比例した信号(電流値など)を出力します。比例信号の出る範囲が比例帯です。(図−4)
    ・出力の出方により正作動形と逆作動形があります。
  • PID方式
    比例式(Proportion)に積分(Integral)と微分(Derivative)の要素を加え、オフセットを無くして入力変化への追従性を良くした制御方式です。
    ・精度を要求される制御に適しています。
    *オフセット:比例式制御で定常運転時に生じる偏差。
(図‐1) (図‐1)

(図‐2) (図‐2)

(図‐3) (図‐3)

(図‐4) (図‐4)